4 胃腸の健全化 秘訣1 少食

治し方

どんなに身体に良い食材でも食べ過ぎては逆効果。アトピー完治への道。それは少食から扉が開く。

胃腸に負担を掛けない

「○○はアトピーに良いけど△△はダメ!」

アトピー人は、食事の内容に気を配っている方が多いです。でも、それ以前にもっと大切なことがあります。

それは、食事の量。

食品の内容より量。今はこちらの方が優先します。

食品添加物を避けることは大事。 でも体に良くても食べ過ぎてはダメです。

何故なら、過食は胃腸に負担を強いるからです。

そして慢性的な過食により腸壁が荒れると、胃腸は自己防衛のために働きを弱めます。

胃腸が働きを弱める。

これはアトピーにとって都合が悪い。と言うか、私の経験では胃腸の働きが悪いからアトピーです。

従って、本気でアトピーを治したいなら、まずは食事の量を控えて胃腸の働きを正常化する必要がある。

これが『少食』。

目安は『腹八分目』。「腹八分に医者いらず」の例え通り、これは胃腸に休息を与えて養生させるための先人の知恵だかと思います。

少食のコツ

とは言うものの、実はこの少食。口で言うほど簡単ではありません。

染み付いた生活習慣を変えるのは想像以上に大変だからです。

私の経験からすると、そもそも食欲はお腹が減った時だけではありません。 お腹が減っていなくても目の前に食べたいものがあれば食べたくなる。

だから、

目の前にケーキが登場すると、「お腹いっぱ~い!」と言いながらついつい・・・となる。

この傾向はストレスがたまっている時、イライラした時により顕著になります。

だから、食欲とは厄介なものなのです。

そもそもアトピー自体がストレスの根源みたいなものなので、そこへ「少食!」「少食!」と頑張り過ぎると必ず反動が生じてしまう。その結果、ストレス爆発でドカ食い直行。

究極の少食実践法はコレ

これを回避するため、私の方法を紹介します。

ひとつ目は、一口当たり最低50回以上噛むこと。

できれば100回から200回以上噛めれば理想的。噛むという行為は我々が想像している以上に大切で、わざわざお金を出して胃腸薬を買わなくても、 唾液の中の消化酵素を利用すれば大抵は事足ります。

で、こんな食べ方をしていると食事がほどんど前に進みません。時間が掛かるから。

ところが、

狙いはここにあります。噛んでいる間に満腹中枢が刺激されるまでの時間を稼ぐのです。

またこうすることで、満腹の一歩手前で箸を置きやすくなります。

さらに噛めば噛むほど食べ物が細かくなり、消化器官への負担を減らすことが出来ます。 単純ですが、こうすることで便通もかなり良くなります。

次は、食欲と真正面から向き合わないこと。

例えば、目の前にケーキがあるとします。

この場合、「食べたい!」「でも食べちゃいけない!」ってなりますね?

でもこんな状況なら、もう食べてしまうのが正解。

「そんな!」「そこを我慢しなくては!?」

そう思われるかもしれませんが、こうなった時点ではもう既に負けてます。

逆に、我慢すればストレスがたまるだけ。で、食欲とは敢えて向き合う状況を作らない。

ひたすら避ける。逃げる。

これが正解です。

食欲に対しては真正面から戦わない。何故なら、それは最初から負けるのが分かっている戦さだからです。

でも戦わないことで、結果的にアトピーに勝てます。

アトピーとの戦いとはそういうものです。

それからもうひとつ。

アトピーを治せるのは愚直な人?

50回以上噛んて食べるだけなら難しくはない。

誰にもできますよね。

ここには難しい理論もテクニックも無い。お金も掛からない。つまり「やる」だけですが、実は大抵の人はやらない。

いや、正確に言うとやり抜けない。

1ヶ月程度実行してみて効果がないと、不安になって止める訳ですね。でもアトピーはこんな単純なことをやり抜くか、途中で馬鹿馬鹿しく感じて止めるか。結局、こんな所で決まる気がします。

なぜならアトピーとの戦いは100m走のような短期決戦型ではなく、マラソンや登山のような長期戦だからです。なので、続けることが何より大切になります。

ひとくちアドバイス

アトピーを治すために腸壁を修復する。

そのために少食を実行する。 そのために良く噛む。

そのためには歯が丈夫でなくちゃいけない。

でもね・・・

アトピーの人ってホントに虫歯が多いんですよね。(甘いモノが大好きだから・・・)

アトピーと虫歯。何の関係も無いと思っていたなら、今からでもしっかり治療した方が良いですよ。

では、次に進みましょう

胃腸の健全化 秘訣2 甘いモノを控える