1 自力で克服 忘れてしまった大切なこと

治し方

アトピーだけを治そうとすると頭が混乱します。そもそもアトピーだけを治す特別な治療法なんてものはありません。健康な身体を取り戻す。これでアトピーは自ずと消えます。

「快食」「快便」「快眠」だけで上手くゆく

さて、いよいよここからはアトピーを治すための具体的な話に移ります。

「アトピーさえ治るならどんな努力でもする!」

そんな風に思っている人。結構多いと思います。アトピーになって思い知ったのは「治りたい!」一心の激しさ、切なさ。

最初に申し上げておきます。

逆説的な言い方になりますが、アトピーと言う病気は「アトピーだけを治す」ことばかり考えていると、頭が混乱します。で、本質的なことからどんどん離れてしまう。

そこで、アトピーのことは一度横に置いて、視点を変えてみて頂きたいのです。

つまり、

「アトピーを治す」ではなく「健康な体を取り戻す」の視点。

すると、すーっと対応策、方向性が見えてきます。

「快食」「快便」「快眠」

これ、ご存じですよね?

でも、その内容をじっくり考えたことないのでは?

結論から言いますね。

アトピーはこの「快食」「快便」「快眠」だけで上手く行きます。

あまりに単純過ぎて拍子抜けしましたか?

でも、これが現実です。

実際、快食・快便・快眠の継続でアトピーは見事に消えます。と言うか、この3つは健康のための必須条件で、ここが問題だと話がややこしくなります。

・快食 = 「お腹減った!」と感じて食べる。腹八分目。よく噛む。

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・快便 = 毎朝、爽快感を伴った惚れ惚れするような立派な便が出る。

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・快眠 = 深い睡眠。朝までぐっすり眠れる。

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一般的に「重症化した成人型のアトピーは治療が極めて困難」と言われています。

まあ確かにそうかもしれません。

でも「快食」「快便」「快眠」を続けることで道は自ずと開けます。諦めてはいけません。解決策は身近な所にあるのです。

「健康だけどアトピーだけが・・・」はあり得ない

ところで、

意外かもしれませんが、アトピーの人の中には「自分は健康だけどアトピーだけが・・・」と思っている人、結構います。(私もその一人でした) 

アトピーって熱が出る訳ではなく出血とかもない。で、瞬間的な頑張りなら効くからそう思うのかもしれませんが、この際、ハッキリしておきます。

「健康だけどアトピーだけが・・・」

コレ、間違いです。

真実は逆。健康じゃないからアトピーなのです。健康ならアトピーではない。ココ、ハッキリと自己認識しておきましょう。

なので、

今後は「アトピーと診断された時点で既に健康ではない」と頭を切り替えた方がいいです。そう解釈した方がスムーズに前進できますよ。

「睡眠」ひとつ取ってみても

この点をご理解頂いたうえで「快眠」の話を少し。

アトピーの人と健康な人との違い。それは睡眠です。アトピーの人は健康な人と比べて圧倒的に眠れていません。これは単に時間だけの問題ではなく質においてもそうです。

女性の方、「肌のゴールデンタイム」ってご存知ですよね?

これは皮膚のターンオーバー(代謝)が活発になる時間帯のことで、一般的には夜の10時から2時くらいと言われていますね。

で、眠れなかった翌日や寝不足が続くと肌の状態が悪くなる。これって何も女性だけに限った話ではありせん。寝不足が続くと、男性でも肌は荒れます。

では寝不足が続くと、どうして肌が荒れるのでしょう??

それは「皮膚は眠っている間に再生される」と言う現実があるからですね。

これ、見方を変えて「皮膚が再生されるのは眠っている時」と考えると、「睡眠」がいかに大切か、その理由もみえてきますね。

で、ここで「睡眠」の話を持ち出したのは理由があります。

それは「眠る」と言う行為が、「快食」と「快便」に密接に関連しているからです。当然、睡眠は精神面にも大きな影響を受けますが、とりあえず今は身体面からのアプローチを重視します。

早い話、「快食」で「快便」から「快眠」への流れを作る。

で、この流れが軌道に乗れば、皮膚の炎症も治まり痒みは沈静化します。

ここで、注目しておきたいポイントがあります。

それは、「痒み」です。

実は、痒みのパターンって必ずしもひとつではありません。(分かりますよね?) この流れが軌道に乗ると、痒みのパターンに微妙な変化が見られますから。

こちらをご覧ください。

2 痒み対策はこうする