克服秘話

アトピー発症から完治まで赤裸々な過去を綴っています。フィクションではありません。実話ですから実名も出てきます。良ければご一読下さい。

克服秘話

秘話1 ステロイド離脱

手を伸ばせば届きそうな願いや幸福。人生にはそんなチャンスが一瞬で吹き飛んでしまう瞬間がある 15年間使用していたステロイドを「切ろう!」と決心したのは30歳の時だった。「このままではアトピーを治せない・・・」そんな思いからだった。世...
克服秘話

秘話2 リバウンド

何がリバウンド?何が症状の悪化?あの頃はまだ区別が付かなかった。 脱ステロイド療法が始まった。身体に溜まったステロイドの毒を一機に抜き、漢方薬と健康食品で治癒力の回復を目指す。一見、理に適ったように思える療法ではある。ところが保険の...
克服秘話

秘話3 合併症

大変なのはそれからだった。総合病院の皮膚科に駆け込むと、医師は戸惑いながらこう言った。「ここは皮膚科ですよ・・・」彼の言い分はこうだ。「皮膚科は皮膚を診るところ、外傷なら外科へ行きなさい」あの時の私の姿を見れば、そう思うのは自然だったと思...
克服秘話

秘話4 やっぱ薬だな

最初に「アトピー性皮膚炎」と診断されたのは、高校一年の夏だった。風呂上りにテレビを観ていると、首から肩にかけて痒くなった。それは虫や蚊に刺された時のような一点集中型の痒みではなく、少し広範囲にわたるモヤモヤした感じの痒みで、皮膚の表面では...
克服秘話

秘話5 アトピー?それ何?

「変化」がいつも目に見えるとは限らない。が、自分の知らない所でアトピーは確実に変化(悪化)していた。あれから数日後、あの痒みがまた帰ってきた。「ん?またか?」その時はその程度の感じだった。熱が出るとか、出血している訳ではないのだ。日々の生...
克服秘話

秘話6 診察なし 薬だけパターン成立!

その後、私のアトピーは良くなったり悪くなったりを繰り返し、ゆっくり、確実に悪化した。それは何かをすると良くなり、何かすると悪くなる。と言った因果関係とは違うように思えた。「治った!?」と思ったことは何度かあった。軟膏を塗らなくても、普通に...
克服秘話

秘話7 「不治の病」宣言?

大学入学を機に、大阪市内にある総合病院の皮膚科へ通院することになった。その背景にはアトピーが全然良くならないことへの不満は勿論、何も聞けない雰囲気満載の地元皮膚科に対して、もうウンザリしていたことが大きい。いい機会である。「ズバリ。どうす...
克服秘話

秘話8 ピンクの錠剤

始めてステロイドを内服したのは、大学2年の時だった。この頃になるとアトピーは全身に広がり、無事なのは顔だけとなった。昼間は比較的穏やかな慢性的痒み、夜になると発作的な激しい痒みに襲われる日々が続いた。そんなある日、親戚のおばさんから連絡が...
克服秘話

秘話9 ステロイド内服

帰宅後、遅い夕飯を済ませると早速、処方されたピンクの錠剤を試してみた。そして入浴後、私はこの薬の効果に驚愕した。それは今までの外用薬とは違い、文字通り「ピタリ!」と痒みが消えていた。痒みだけではない、皮膚の炎症まで見事に消えている。まさに...
克服秘話

秘話10 バブルとアトピー

1985年 私は社会人になった。この年、ディスコ・マハラジャが大流行。そして翌年、日本経済は昨年までの不況が一転。V字の回復を遂げる。いわゆる「バブル景気」の到来だった。営業職としてスタートした私は、先輩と一緒に顧客を訪問する日々。それは...