アプローチ

ダニ？ハウスダスト？関係ない。部屋の掃除なんてテキトーで良かった。何故って？環境を変える努力は報われることがないからだ。環境を変える努力は必ず徒労に終わる。アトピーを治したいなら、変えるのは環境ではなく自分自身。自分の身体を変えるには自分自身が変わるしかない。

アトピーを治してみて痛感したのは「実る努力」と「実らない努力」のあること。同じ努力をするなら「実る努力」の方がいいだろう。

アトピーを治してみて分かったこと。それは「改善」と「完治」の間には雲泥の差があること。このふたつを分ける決定的な違いは「自力」と「他力」かもしれない。

ひとくちにアトピーと言っても、その症状にはランクがあります。アトピーを治すに際して「己を知る」と言う意味で自分がどのランクにいるのか？これを事前に知っておくことは大切と思います。私の場合はこんな感じでした。

ドラマなら最初に「筋書」を知ってしまえば面白味は半減するかもしれません。でもアトピーは完治までの「筋書」を事前に知っていないと、逆に治せる可能性が半減します。自分がそうであったように、多くのアトピー患者は完治までの流れが分かっていません。でもここはシッカリ抑えておいた方がいいでしょう。

アトピーは皮膚の病気ではなりません。多くの人が勘違いされているのはまずこの点ですね。いくら頑張ってみたところで、それが皮膚を対象としたものなら、その努力が報われる可能性は限りなく低いでしょう。では完治に通じる道とはなんでしょう。

重症化した成人型のアトピーには場当たり的な努力が通用しない。根性や忍耐をベースにしたポキッと折れるような努力では駄目なのだ。

病気を直接治せるクスリは存在しない。アトピーも同じ。アトピーはクスリで治す病気ではなく、自分自身に元々備わっている「治癒力」が目覚めることで治ります。では、この「自然治癒力」はどうすれば目覚めるのでしょう？

花粉、ダニ、ハウスダスト、これらは本当の意味でのアレルゲンではありません。アレルゲンの真の正体が分からければ対策は打てません。

「ステロイドを止めない限りアトピーは治せない」と思っている人がいます。でもステロイド離脱に成功することとアトピーが治ることとは全く違う話です。その証拠としてステロイド離脱に成功してもアトピーを治せないままの人は大勢います。アトピー完治への道においてステロイドを使う・使わないと言った話は必ずしも重要ではありません。